2009年10月30日(金)19:00〜 ザ・シンフォニーホール
◇指揮:大植英次
◇独奏:ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)
◇独唱:シモーナ・サトゥロヴァ(ソプラノ)、五郎部俊朗(テノール)、サイモン・ポーリー(バリトン)
◇合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
◇児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
■ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.Zb:1
《アンコール》
■J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012より「サラバンド」
■J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より「プレリュード」
■オルフ:「カルミナ・ブラーナ」世俗的歌曲
大阪出張がうまい具合に重なって、半年振りに大阪フィルの定期演奏会に出かけて来ました。大阪転勤中は普通に通っていた定期でしたが、やはり東京に戻るとなかなか聴きに来るのは難しいですね。
今回の演奏曲は「カルミナ・ブラーナ」。前評判でも素晴らしいステージが繰り広げられるのではと聞いていたので、以前から非常に楽しみにしていました。
定期の1曲目は、ハイドンのチェロ協奏曲が演奏されました。オランダよりピーター・ウィスペルウェイが招かれ、冴えたチェロの独奏とオケのコンビネーションが繰り広げられました。曲目は個人的に好きなハイドンで、交響曲でも好きな楽曲も多く、今回のチェロ協奏曲も初めて聴いた曲でしたがすんなりと耳に馴染みました。独奏もピーター氏も落ち着いた演奏が好感が持てました。アンコールではバッハの無伴奏チェロ曲を2曲も演奏してくれてサービス満点でした。
さて休憩を挟んで、いよいよメインの「カルミナ・ブナーラ」が演奏されました。出足から打楽器、弦楽器、管楽器そして、160名近くの合唱団の響きでシンフォニーホールは壮大な音の響きに包まれました。
自分は2階の中央近くに座っていたので、ホール全体に響きわたる音響をいつもより敏感に感じとれたような気がします。
カルミナ・ブナーラは25の歌曲で編成されておりますが、大植氏は一時間あまりかけてほぼ一気に演奏されました。通常だと2度3度休みを入れるのが常のようですが、大植氏の解釈はちょっと違ったようですね。しかし、大植氏はマーラーやブルックナーといった大曲も素晴らしいですが、このようなコミカルさを含んだ世俗的な音楽も非常に良い感じに指揮をされます。むしろ個人的にはこちらの方が大植色がより鮮明に出ていたのではと思いました。
今回のカルミナブナーラは演奏もさることながら、独唱や合唱団の歌唱もステージの良し悪しを判断する大きな要素になりますが、大フィル合唱団の面々はこの日の為におそらく相当の練習を積んだのではと思う位立派な合唱してくれました。以前はあまり良い評判を聞くことが少なかった大フィル合唱団ですが、昨年定期の「グラゴール・ミサ」、最後のフェスティバルホールでの「第九」、そして今回の「カルミナ・ブナーラ」と良く頑張っているような気がしました。
自分にとっての今年の定期はこれでお終い。今年は4回しか聴けませんでしたが、なかなか聴き応えのある演奏会が多くて印象的だったような気がします。来年は何度来れるかわかりませんが、印象深い演奏会に出会えたら良いなぁと思っています。
《markun評価 ★★★★☆》
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